あなたは、才数計算ができますか?
もしかしたら、㎥(エムスリー)の計算もあやしいかもしれません。
運送業界、倉庫業界において、容積の計算は必須です。
積込みするトラックが何才積めて、荷物が何才あるのかわからないと最適なトラックの手配が出来ず仕事になりません。
ここでは、物流業界に携わる方に必要な数値や計算方法を記載していきます。
【基礎知識】
容積の単位
「才」
尺貫法という昔の単位で、容積を表すのが”才”です。
1才=30.3cm×30.3cm×30.3cm=27,818㎤=0.0278㎥
これが基本的に運送業での1才の大きさです。
イメージしにくい時は、みかん箱1個=1才でイメージするとわかりやすいと思います。
「㎥」
運送業界では(エムスリー)と言ったりします。
1㎥=1m×1m×1m
なぜか、立法メートルと言わずにエムスリーという人が多いです。
(才と㎥の簡単な換算)
あなたが、普段「才」で使うことが多いと、お客様から「㎥」で大きさを
言われてピンと来ない時があると思います。
そこで簡単な換算方法として、㎥に36を掛けてください。
1㎥×36=36才
これは人によって35であったり、33であったりバラバラだったりします。
あくまで、目安としてお考えください。
(才を㎥に換算)
あなたが仮に㎥計算しかできなかったとします。
そこへ、才で大きさを言われてピンとこないと思います。
そこで、簡単な換算方法として、才を36で割ってください。
36才÷36=1㎥
これも人によっては35であったり、33であったりしますが、
目安としてお考えください。
(35、36数字の根拠)
なぜこのように意見が分かれるのか?
結局、1㎥を35才と見るのか36才と見るのかの違いだけです。
では、どちらが正確な数値なのかを検証してみます。
1才=30.3cm×30.3cm×30.3cm=27,818cm=0.0278㎥
これをベースに比較
0.0278×35=0.973
0.0278×36=1.0008
若干ですが、35よりも36の方が近い数値となりました。
(L×W×H)
実際に箱には寸法を表記してあることがあります。
L=Length 長さ
W=Width 幅
H=Height 高さ
例
L=120
W=110
H=140
単位はcm
それでは、これは何㎥になるのか実際に計算してみます。
1.2×1.1×1.4=1.848㎥となります。
これをさらに才に換算したければ36を掛けます。
66.5才となります。
(換算重量)
運送会社では、容積と重量のどちらか大きい方で運賃決めする事が一般的です。
極端な例だと
鉄の塊を10t積むのと発泡スチロールを10t積む場合、
同じ運賃で運べると思いますか?
荷姿にもよりますが、鉄の塊であれば10tトラック1台でおそらく積めるでしょう。
発泡スチロールを10tと言えば、トラックが何台必要になるでしょうか?
そこで換算重量というものが存在します。
一般的に
1才=8kg
1㎥=280kg
で換算する事が一般的です。
基本的に運送業界、特に路線業者では実重量が換算重量のどちらか大きい方で運賃を計算します。
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