『海上コンテナ』輸送のメリット・デメリット
2020.9.1
トレーラーによってコンテナを運搬する『海上コンテナ』輸送。
この海上コンテナ輸送は
どのような方法でコンテナを
扱うのでしょうか?
また『海上コンテナ』輸送の問題点には
何があるのかも調べてみました。
こんにちは、軽貨物運送アシストラインの矢野です。
今回は、海上コンテナ輸送の特徴やメリットなどをまとめました。
海上コンテナ輸送とは?
【コンテナを保管・運搬する】 海上コンテナ輸送とは、船から運ばれたコンテナを、運送業者が運搬 することなどを指しています。 この海上コンテナ輸送でのコンテナは、運送業者により保管や運搬、 または荷物の取り出しや積み込みなどが行われます。 ※海上コンテナ輸送とは
コンテナを保管や運搬する
荷物の取り出し、積み込みなど また、コンテナの扱い方については、以下のように分類されます。
1.コンテナデポ
陸揚げされたコンテナをヤードと呼ばれる場所に保管します。
2.コンテナドレージ
保税地区にあるコンテナヤードから 倉庫など輸入者が指定する場所まで コンテナを陸上輸送すること。 ドレージ(ドレー)といったり ドレー輸送と言ったりします。
3.コンテナデバン・バンニング(荷下ろし)
コンテナから荷物を取り出し、積み込みをなどの荷役を行います。
海上コンテナのメリット
海上コンテナ輸送が行われる際の メリットは何が挙げられるのでしょうか?
コストが安い
重い荷物を運びやすい
紛失や盗難が少ない
海上コンテナ輸送は
コンテナに荷物を保管する分、維持費が安く済み 石油や鉄鉱石などの重い荷物を運びやすいといった利点があります。 また、コンテナでの保管は貨物の紛失や盗難が少ない
とも言われています。
海上コンテナのデメリット
・ロック忘れで事故が発生する
・高重心や過荷重が起こる
海上コンテナ輸送では
トレーラーとコンテナを繋ぐ際にツイストロックという器具を使いますが
このロックを忘れることによって事故が発生します。 また
情報の伝達は電話や書類が使われることが多く
上手く行われないこともあります。
ドライバーが荷物の中身を確認できなかったり
コンテナが高重心や過荷重になり
事故につながりやすい状態になることも・・・
海上コンテナ輸送の問題点
海上コンテナ輸送を行う際の問題点とは
何が挙げられるのでしょうか? ※海上コンテナ輸送の問題点
・ドライバーに運転技術が必要
・情報伝達が上手くできていない
海上コンテナ輸送では
コンテナに重い荷物を多く積むため
ドライバーに高い運転技術が求められます。
そして
船社から運送業者への情報の伝達が上手く行われないことがあるため
ドライバーが荷物のことを分からない状態で運ぶことも多く
問題になっています。
これらの問題点への対策としては
以下のような内容が挙げられます。
海上コンテナ輸送の問題点への対策
・ドライバーへの安全教育
・情報伝達の徹底
海上コンテナ輸送のドライバーには
スピードを守ることやカーブでの運転方法・道交法遵守などが指導され
合わせて『ツイストロックの徹底』についてもキャンペーン
が行われています。
また
船社や荷主・運送業者が連携して
情報のIT化やデータの配信を行うことで
情報伝達を確実なものにする取り組みが進められています。
このように、海上コンテナ輸送には様々な会社が関わり
荷物が運ばれていることが分かります。